文・豊平森、写真・山本裕之
拡大する館内の1階にある「ロマンスカーギャラリー」では、引退したロマンスカーに会うことが出来る。右からLSE(7000形)、NSE(3100形)、SE(3000形)の車両=神奈川県海老名市
拡大するロマンスカーの運転体験ができるシミュレーター=神奈川県海老名市
「出発進行!」。まるで本物の特急を運転しているようだ。それもそのはず。実物の運転台から作ったシミュレーターなのだ。
順路を曲がると一気に視界が広がった。丸みを帯びたオレンジ色の車体が目前に迫る。東京・新宿と箱根(神奈川県)などを結ぶ小田急電鉄の特急ロマンスカー。その引退した5車種などを集めたロマンスカーミュージアムが4月、小田急線海老名駅(同県海老名市)の隣にオープンした。
拡大するロマンスカーミュージアム館長の高橋孝夫さん=神奈川県海老名市
高橋孝夫館長(57)は元ロマンスカーの運転士だ。5車種とも運転した経験がある。特に思い入れのあるのが、2018年まで38年間走り続けたLSE(7000形)。大きな前面ガラスの展望席が特徴だ。「あこがれのロマンスカーの運転士になるための試験も、LSEで受けました」
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30年近く前のことだ。LS…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル